シラバス参照

印刷
 免責事項 / Disclaimer
講義名 創造と継承とアーカイヴ -Archives, Inheritance, and Creation of the Arts
(副題) 領域横断的思考実践 -Cross-disciplinary Platform
開講責任部署 美術学部 対象学生:美術(学部・修士・博士)、音楽(学部・修士)、映像(修士・博士)、国際(修士・博士)
講義開講時期 通年 講義区分 未来創造継承センター(CIF)
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 木曜日 代表時限 6時限
校地 上野
授業を行う教員 李美那(LEE Mina)、平諭一郎(TAIRA Yuichiro)
時間割に関する注意事項 木曜18:00–19:30、不定期で実施します。
授業で使用する言語 日本語・英語(授業回によっては日・英の同時通訳があります)
特記事項 オンラインにてライブ配信します

担当教員
職種氏名所属
准教授◎ 平 諭一郎未来創造継承センター
准教授李 美那美術研究科
教授毛利 嘉孝国際芸術創造研究科

授業概要 今年度は「複層・輻輳」をテーマに、生命科学・ミュージアム・音楽・都市・身体・建築・街・美術史・伝統芸能など多様な分野の専門家を毎回ゲストに招いて、領域横断的な授業を展開します。
複層:積み重なって層の厚みをまして行くこと、輻輳:様々なものが一箇所に集中してしまい混乱や障害をきたす状態。音読すると同じで、集まってくることは同じだけれど、そこに発現する状況は非常に異なる。アートの視点からこの異なる「フクソウ」を混合し解きほぐし、新たな創造へとつながる思考を探る、こんなことを大きなイメージとして持って、一年間、様々なゲストをお招きします。
担当教員がゲストと鼎談形式で芸術の創造・継承・アーカイヴをキーワードに話題を読み解き、さらに受講生を含めてディスカッションを行います。ディスカッションでは、学生各々の専門領域である創作や演奏、研究やプロデュースの視点をベースに、積極的な参加を求めます。また、受講生によるプレゼンテーションの機会を設けていきます。
到達目標・カリキュラム上の位置付け アートをリベラルアーツの一つとして位置付け、各自が、社会全体の「知」に繋がる多様で柔軟な思考のプラットフォームを得ることを求めます。思考回路を領域横断的に稼働させて、アートが生まれる社会の幅広い知を貪欲に自ら読み解く力を鍛えることを目指す授業です。各学生が所属する専門的カリキュラムの基盤となる、思考力の幅を広げることができます。
授業計画・内容 本授業は、オンラインでのライブ配信を基本とします。
18:00~ ゲストによるプレゼンテーション
19:00~ ゲストと教員・受講生による鼎談・ディスカッション

詳細は下記の授業計画表およびClassroomをご覧ください。
全回ではありませんが、一部の授業で日英同時通訳を設定の予定です。どの授業に通訳が入るかは、クラスルームで確認してください。
授業計画表
年月日(曜日)時限担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回令和 6年04月11日(木)6時限日比野克彦(アーティスト、東京藝術大学学長)アートの社会的インパクト(仮)
第2回令和 6年05月09日(木)6時限芹生春菜(美術学部近現代美術史・大学史研究センター 学術インストラクター)美術学校の「展示」の歴史をひもとく(仮)
第3回令和 6年06月06日(木)6時限君塚和香(キャンパスグランドデザイン推進室 特任助教)知っているようで知らない、上野の杜と藝大キャンパスの文化的積層(空間・建物編)
第4回令和 6年06月13日(木)6時限君塚和香(キャンパスグランドデザイン推進室 特任助教)上野キャンパスガイドツアー(上野キャンパス周辺を歩きます)
第5回令和 6年06月20日(木)6時限松井康司(桐朋学園芸術短期大学教授)日本における西洋音楽史ー日本で日本人が異国の歌を歌う身体性はどうやって身についたのか
第6回令和 6年07月04日(木)6時限藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA チーフキュレーター)+田村友一郎(アーティスト)アーティストが読むコレクション:活用と表現(仮)
第7回令和 6年07月11日(木)6時限岩崎秀雄(早稲田大学理工学術院教授、metaPhorest主宰)生命美学
第8回令和 6年10月10日(木)6時限仲辻真帆(大学史史料室 学術研究員)音楽学校の歴史
第9回令和 6年10月24日(木)6時限服部浩之(キュレーター、映像研究科メディア映像専攻准教授)+髙橋銑(アーティスト)アーティスト・イン・レジデンスの現在
第10回令和 6年11月07日(木)6時限毛利悠子(アーティスト、美術研究科グローバルアートプラクティス専攻准教授)ベネツィア・ビエンナーレ日本館で個展をすること(仮)
第11回令和 6年11月14日(木)6時限水上優(邦楽科能楽宝生流准教授)、田嵜甫(同科非常勤講師)、辰巳和磨(同科教育研究助手)能楽体験(上野キャンパス内の能ホールにて能楽を体験する授業です)
第12回令和 6年11月28日(木)6時限李美那(美術研究科グローバルアートプラクティス専攻准教授)、平諭一郎(未来創造継承センター准教授)受講者によるプレゼンテーション
第13回令和 6年12月12日(木)6時限長谷川香(美術学部建築科講師)東京そして上野を巡る都市の形成
第14回令和 6年12月19日(木)6時限鷲田めるろ(キュレーター、十和田市現代美術館館長、国際芸術創造研究科准教授)+山峰潤也(キュレーター)キュレーション現場の複層と輻輳ーMuseum curator と Independent curator
第15回 6時限李美那(美術研究科グローバルアートプラクティス専攻教授)、平諭一郎(未来創造継承センター准教授)オンラインによるチュートリアル
テキスト・参考文献 教材、参考書は各回のゲストの指示により、クラスルームを通じて配布ないし指定します。
準備学習内容・時間の目安 基本的に事前学習の必要はありません。ゲストから事前に資料が配布される場合もあります。その場合はクラスルームでお知らせしますので、目を通してから授業に臨むと、より充実した受講になると思います。
成績評価基準・課題・フィードバック ディスカッションやプレゼンテーションへの積極的参加、Googleformを通じたフィードバックなどを総合的に評価します。

この授業は、クラスルームへの登録だけで受講することができます。その場合は単位は認定されません。
単位の認定が欲しい場合は履修登録が必要です。
単位認定は、授業内で配布するGoogleformを通した授業へのフィードバックの返信とディスカッションへの参加度合いによって成績がつけられ、認定されます。
Googleformの返信が4回以下の場合は、成績を「不可」ではなく「失格」とします。「失格」はGPAに影響を与えません。
学生へのメッセージ 美術、音楽、映像などの領域を越え、現在の幅広い「知」にアートの視点から触れてください。そしてこの授業を通して、自分の中にリベラルアーツとしてのアートというプラットフォームを築いてもらえるよう、多様な講師と話題を用意しています。様々なゲストと、ぜひ積極的に対話を試みて欲しいと願っています。ディスカッションへの積極的参加を求めます。
オフィスアワー 授業後に教室およびメールにて質問を受け付けます。
aic@ml.geidai.ac.jp
【英】授業概要 This class consists of two parts: a presentation by guests, then talks and
discussions.
This year, under the theme of "Multilayered and Convergence," we will invite experts in various fields such as life science, museum studies, music, city, body, architecture, town, art history, and traditional performing arts as guests in each class to develop a cross-disciplinary class.
Multilayered 複層: to pile up and increase the thickness of layers; Convergence 輻輳: a state in which various things are concentrated in one place, resulting in confusion and disorder. They are the same when read aloud in Japanese "fukuso", but the circumstances in which they are expressed are very different. We will invite a variety of guests throughout the year with the broad idea of mixing and unraveling these different "fukuso" from the perspective of art, and exploring thoughts that lead to new creation.
Faculty members in charge of the course will read and discuss topics with the guests in the form of a trilogy with the keywords of artistic creation, inheritance, and archives, and will hold discussions with the students. In the discussions, students are encouraged to actively participate based on their own perspectives on creation, performance, research, and production, which are their respective areas of expertise. In addition, there will be opportunities for students to give presentations.
【英】到達目標・カリキュラム上の位置付け Positioning art as one of the liberal arts, we aim to obtain a diverse and flexible thinking platform that connects to the "knowledge" of society as a whole.
Expand the range of thinking skills that form the basis of the professional curriculum to which each student belongs.
【英】授業計画・内容 This class is held online live distribution.
18:00 - Presentation by a guest.
19:00 - Discussion between guests and teachers/students
Please see the Classroom for details.
In addition to the scheduled classes, there is a possibility that a special lecture will be held.
Some of the classes would be simultaneous translations into English. Details will be provided in the Classroom system
【英】テキスト・参考文献 Instructed by the teachers, or distributed respectively through the Classroom system.
【英】準備学習内容・時間の目安 Basically, no prior study is required. However, materials may be distributed in advance by the guest. If this is the case, you will be notified in the classroom, so please read through them before coming to class.
【英】成績評価基準・課題・フィードバック Attendance and active participation in classes and assignments are evaluated.

This class may be taken by simply registering for the "Google classroom". In that case, no school credits will be awarded.
If you wish to receive credit, you must register for the course.
School credits will be awarded based on your responses to the Google Forms distributed in class and your attendance and active participation in the discussion.
If you respond to the Google Forms less than four times, you will receive a "failing grade" instead of a "not acceptable" grade. A "disqualification" will not affect your GPA.
【英】学生へのメッセージ Beyond the fields of art, music, video, cinema, producing etc. in a narrow sense, please touch the current wide range of "knowledge" from the perspective of art.
We are preparing various guests and topics so that you can build a platform of art as liberal arts in yourself through this class.
【英】オフィスアワー Thursdays of the classes are held.
Questions will be accepted in the classroom and by email after the class.
aic@ml.geidai.ac.jp
教員の実務経験 ※施行規則該当科目
授業に関連した実務経験の有無 実務経験
 
関連の実務経験を有する者がその経験を踏まえて指導を行っている。
Google Classroomクラスコード
この授業のクラスコード
vgc3run
授業開設(担当)教員室
授業開設(担当)教員室
未来創造継承センター
教員の実務経験の詳細
教員の実務経験の詳細
学芸員として美術館での多様な活動と社会との連携・現代美術作家との協働を20年以上に渡り経験。
展覧会を通じた保存修復家との協働およびアーカイヴィングの実施と活用を10年以上に渡り経験。